生活に密着した商品を扱いたいという思いから、様々な食品メーカーの説明会に参加しました。その中で、丸美屋は若いうちから責任ある仕事を任せてもらえ、多くのカテゴリーにまたがって幅広い仕事ができるため、成長の機会が多いと知りました。また、「ふりかけといえば、丸美屋」「麻婆豆腐といえば、丸美屋」「釜めしといえば、丸美屋」というように、私が子どもの頃からの馴染みがあった食品メーカーだったため、「ここなら愛着を持って仕事ができる」と思い、入社を決めました。

営業のミッションは、商品を卸店や小売店にお取扱いいただき、多くのお客様に丸美屋の商品を届けることです。現在私は、首都圏に150店舗展開する量販店への営業を担当しています。卸店や小売店との商談では、季節やトレンドに合わせた商品提案だけでなく、販売促進のための企画やチラシ掲載の提案も行います。新商品の発売時には、自ら調理した商品を商談に持参し、試食をしていただきながらプレゼンすることも。さらに、陳列棚にどう商品を配置するかといった棚割り提案も大切な仕事。市場動向や競合他社の分析はもちろん、商品別の詳細な販売データの活用や、店舗に足を運んで担当者とコミュニケーションを取りながら情報収集することで説得力が増し、提案が上手くいくことも多いです。

粘り強い営業活動が実を結び、商品を採用いただけた時に営業の面白さを感じます。数年前、混ぜ込みわかめシリーズのお取り扱いがない小売店を担当していました。その小売店ではプライベートブランド商品の存在が大きく、歴代の担当者も含め長年提案活動をしていたものの、導入に至っていませんでした。そこで、試食品を用意し中身を比較いただいたり、市場データを提示したりと根気強く提案し続けました。すると、「丸美屋さんの熱量に根気負けしたよ」と導入いただけることになったのです。この時は、歴代の営業の想いが実ったことがたまらなくうれしくて、行動し続けていれば、いつか結果につながるチャンスが巡ってくることを実感しました。

担当先の小売店から、「加工食品全体の売上が伸び悩んでいる」とご相談いただいたことがあります。商品数も多く、幅広いカテゴリーの商品がある丸美屋ならではの客観的なアドバイスがほしいとのことでした。そこで私は、小売店の販売データや品揃えと市場全体のデータを比較し、社内の先輩や他部署にも相談しました。最善策を熟考した末に私が提案したのは、店頭に並べる商品構成の変更です。その結果、小売店の売上が一気に伸び、さらに良い関係性を築くことができました。「相談して本当に良かった、ありがとう」と言ってもらえた時のことは、今でも鮮明に覚えています。

シェアNo.1商品とロングセラー商品が多いところです。これはまさに、お客様から選ばれ続けていることの証でもあります。そのため得意先様からの信頼も厚いですし、多くのお客様から愛されている商品を扱っているという営業としての誇りにもなっています。また、各カテゴリーごとにかゆい所に手が届く商品ラインナップをそろえているところも営業視点では大きな強み。商品の豊富さが、得意先様の課題に合わせた的確な提案を可能にしています。さらに働く環境としては、同じ部署だけでなく、他部署も含め風通しが良いところも魅力です。どの部署も壁はなく、困ったときは親身になって力を貸してくれますね。多くの人と関わりながら楽しく成長できるワンチームの環境が、働きやすさにつながっています。

入社して10年が経ち、勤務地も名古屋、仙台、東京と3拠点目となりました。いろいろな失敗を繰り返しながらもここまでこられたのは、周囲の助けがあったからだと思います。だからこそ今後は、これまでの経験を糧に、後輩に営業という仕事のやりがいと面白さを伝え、ともに成長していきたい。400品目を超える商品数を誇る丸美屋の商品を、営業として一人でも多くのお客様に届けていきたいですね。また、今まさに子育てにも奮闘中。仕事との両立を図りながら、充実したキャリアプランを歩んでいきたいと思っています。